次は、2種類のhaveがあるという説明だ。下の例を見てみよう。
I have
a notebook computer.
I have
been to Cambodia.
前者は、所有もしくは所有しているという行為を意味するので、haveは動作動詞のグループに属する。後者は、完全に別のグループに属する、現在完了のhaveを示す。つまり、現在完了のhave になる。
現在完了の haveについては、別の章、Lesson 29「英語の12の時制」で扱うことにする。ここでは、まずこの構造に慣れることが先だ。では、先ほどの2 つの例に戻ろう。
I have
a notebook computer.
I have
been to Cambodia.
最初の例では、動作動詞haveは名詞を伴う。これは常にセットでなければならない。 これは簡単だね。 君や他の誰かに属する物(時には、人)を考えるだけ。例えば、“I have a car”、“I have a girlfriend”、“We have an appointment”、“She has an apartment” などがそうだ。
※注:実はhaveには2通りの使い方がある。それらは動作動詞と状態動詞だ。動作動詞と状態動詞は大きな違いがある。
I have an iPhone. (= 所有するという状態 condition)
I ʹm having lunch. (= 食べているという動作eat)
でもここでは複雑になるのを避けるために、述語動詞のhave(動作と状態)と現在完了のhaveの違いのみに焦点をおく。
けれど、現在完了のhaveは全く違うものだ。常に別の動詞に続き、この動詞をp.p.と呼ばれるp.p.形にしなければならないからだ。
では、p.p.とはいったい何だろう?
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それぞれ動詞には、3つの活用がある。(1) 原形, (2) 過去形, (3) 過去分詞形(p.p.)。 例えば、“take—took—taken”、“meet—met—met”、“read—read—read” (<
同じ型だが、異なる発音)。この活用は英語を話すための前提条件なので暗記が必要だ。暗記以外に活用を学ぶ方法はない。英語をちゃんと勉強したいのなら、覚えるしかない。この動詞の活用はどうだったか、あの動詞の活用はどうだったか分からないがために(特にp.p.形)、その都度授業を中断して活用形一覧を調べるのは、時間の無駄だ。
そして、この一覧表を覚えることはとても大事だ。実際、全一覧表の中で、動詞は規則動詞と不規則動詞の2種類に分かれるんだ。
規則動詞というのは簡単に覚えられるから、親しみやすいと思う。活用表の中のほとんどの動詞がこれで、決まった形が後に来るんだ。例えば次のように。
talk – talked – talked
簡単だよね?動詞を変形させるのに、語尾に“+ed”を付けるだけなんだ。例を挙げると
walk – walked − walked
search – searched – searched
dance – danced – danced
一方、不規則動詞の方はちょっとやっかいだ。というのも、語形がどのよに変化するのか、予想がつきにくいからなんだ。だから時々辞書をひかなければならない。例えば
see – saw − seen
meet – met − met
drive – drove − driven
catch – caught – caught
つまり、不規則動詞というのは、規則動詞のように、見て簡単に覚えられるようなパターンに沿ってはいない。
もし本当に英語がうまく話せるようになりたいのなら、英語の動詞すべての活用形を身につけなければならない。規則動詞も不規則動詞も、ということだ。文の中で使わなければならない正しい形を覚えられないようでは、英語を勉強しているとは言えない。(正しい形を思い出すのに時間がかかったり、動詞の3活用を全部言ってみないと分からなかったりするのは悪い癖だ。) これは、文法や理論や説明から習得する英語とは別な部分の話で、実際、語彙を覚えるのと似ている。動詞一つ一つの活用を覚えていけば、語彙全体を増やすことにもつながるんだ。
前にも言ったように、 通常、辞書や文法書の最後にこの動詞の活用表が掲載されている。これを書き写すなどして、君の目に付く場所に貼っておいて欲しい。そうすれば、ちょっとした時間に、それを見ることができる。そして、アッという間に、殆どを暗記してしまっているだろう。
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Have+p.p.に戻ろう。すでに僕が述べたように、haveを使うときはいつでも、動詞(今回は名詞ではない)が続き、この動詞がp.p.であることを確かめよう。これは君がp.p.形を暗記する時の良い練習になると思う。更に以下のような練習もした方が良い。
eat >> have
eaten
sleep >>
have slept
see >> have
seen
do >> have done etc.
これは英語における別の公式だ。haveが所有か所有物を意味しないのなら、君はこのパターンに従えば良いだけだ。
主語(S) ✚ have ✚ p.p.
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この時点で、何人かは疑問に思うかもしれない。“I have to…、I have to study, I have
to go, I have to eat, etc” はどうか?って。
Have toは、実際には助動詞なので、have toはこれまでに出てきた2つのhaveとは異なる。助動詞は“must”、“can”、“should”と同じ働きをする。そして、異なった方法で使用される。
この話題が出てきたので、今が次の話題にいく最も良いタイミングだね。
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