Monday, September 3

奇妙な王子の奇妙な話









(Click for: English Version)






偉大なビジネスマンの名前を挙げろと言われたら、私ならまず、スティーブ・ジョブズ、本田宗一郎、豊田喜一郎と答えるでしょう。
シリコンバレーから生まれた多くの優秀なベンチャー企業もありますが、私にとって良いビジネスのイメージは、やはり日本の影響が大きいのです。



私はまだ個人的には、本当に偉大なビジネスマンに会ったことがありませんが、新人あるいはや中堅クラスのビジネスマンには(韓国人、日本人ともに)数多く会ってきました。 しかし、私にとって、とても奇妙なことがありました。



それはあまりに奇妙なケースなので、おとぎ話にしてみることにしました。







昔、あるところに外国人の王子がいました。彼はビジネス(実は英会話学校)を始めるために、遠く離れた王国に旅をしました。
当時、王子はとても貧しかったので、その国の親切な人々は彼を受け入れ、助けました。



王子の英語のスキルは良くありませんでした。しかし、彼はロンドン王国のカランスクールの本を持っていました。
この学校の名前を聞いたことがありますか?



それは良い学校で、特にその独自のメソッドで有名です。それは当然の成り行きとしてカランメソッドと呼ばれてます。
このメソッドは言語習得のダイレクトメソッドととてもよく似ていて、適切に練習すればとても効果が期待できるものです。



その外国人の王子は、遠く離れた王国で、カランのオリジナル本をコピーしました。
彼は誰にも許可を得ず、とにかくそれを教え始めました。 それから彼の学校が大きくなると、彼は教師達を雇い、カランメソッドを教えるための訓練をしました。



外部には王子はとても正直なビジネスマンとしてのイメージを保てるようにとても気をつけていました。しかし誰かが思い切って深く調べると、確実にたくさんの込み入った問題を発見するでしょう。



しかし、違法であろうとなかろうと、カランメソッドは適切に行えば効果的なものです。それは生徒の英語のスキルを高めることができます。そして、王子がそうし続けていたとしたら、生徒たちにとっては良かったのです。



しかし、それから外国人の王子はカランメソッドの大部分を変えることに決めました。それは実質的に、本の本来の目的を壊してしまうことになりました。彼はそれを単純化しすぎ、いくつかの自分自身の英語(もちろんそれは低レベルで不自然で間違いだらけ)を取り入れました。
彼はそれを別な名前で呼ぶようにまでなりました。



その時以来、この王子は彼が発見したすばらしい英語教育のメソッドという錯覚の虜になりました。
魔法を作っているのは、彼のまわりにいる優秀な教師たちだということを彼は理解しませんでした。彼らは英語教育のすばらしいスキルを持ち、何百人もの生徒を育ててきたのです。



日が経つにつれ、彼はますますうぬぼれが強くなりました。
私が言ったように、彼は心の中のおとぎの国に住んでいて、そこでは彼が一番えらくて、完璧なメソッドを発明したのは彼なのです。
彼はさらに、自分がコピーした元のカランメソッドを非難するようにさえなりました。
カランメソッドは古臭くて、自分のメソッドこそ世界中で一番だと皆に言ったのです。



奇妙なことに、王子は決して自分では英語を話しません。彼はいつも自国語しか話しません。
なぜって? は英語でたくさん間違いをするのを人に聞かれたくないからです。彼は自分のマジックメソッドのニュースを世界中に広めました。いつもツイッター、フェイスブック、インターネット、ブログを通じて。
しかし、彼はこんなに長い時間がたった後でも自分の英語のスキルが低いので、決して英語は話しませんでした。




(もしも彼のマジックメソッドがそれほど効果的なら、なぜ彼は自分の英語を上達できなかったのでしょうか。本当に情けない話です。)



彼は自分と張り合おうとする者を攻撃しました。彼らをやっつけるためにスパイ達を送りました。彼は特にある戦略に長けていました。それはライバルについてうそを広めたり、汚いことを言ったりすることです。これは彼の一番得意とすることです。この王子は演技を学んでいた経歴があります。彼は簡単に感情的になって涙を流したり、人の心を操る言葉を広告に使ったりできるのです。



彼は自分が世界で一番だとあまりにも強く確信していたので、彼のすばらしい教師たちがひとりずつ彼のもとを去っていくことに気付かなかったのです。彼はとにかく、自分のマジックメソッドが一番で、それを作ったのは自分だから、誰のことも気にしませんでした。
大事で必要なのは自分自身だけだったのです。彼には他のだれも必要ではありませんでした。この時までに、彼は彼を助けてきた人々との絆をすべて断ってしまっていました。



そしてそれから彼は最も大きな過ちを犯しました。彼は彼の元で働いていた教師たちの悪いうわさを流し始めたのです。
彼らの英語のスキルを侮辱したのです。彼は、教師たちの英語のスキルは自分のマジックメソッドに劣ると言いました。
自分の偉大なマジカルメソッドがなければ、教師たちは何の役にもたたないと。



優秀な教師たちは黙って彼の元を去りました。



しかし、日がたつにつれ、彼の新しい、経験の浅い教師たちのスキルはますます悪くなり、教育の質が低下しています。彼の学校は以前と同じようにはいかなくなりました。自分のマジックメソッドが生んだと思っていた魔法は消えてしまいました。



今のところ、王子はビジネスマンとして生き残っています。しかし、それは単に彼に挑戦するための十分な競争がないというだけのことです。



しかし予言によると(そして自由市場経済の法則に従えば)、真の良いビジネスマンが誕生して、彼を打ち負かすことになるでしょう。
最高の教育を与える本物の教育者が、生徒の英語のレベルを本当に上達させることができるのです。言葉ではなく行動で。
だから、生徒たちは希望を失ってはいません。みんな、本田宗一郎や豊田喜一郎のような本物の王子が現れる日を待っているのです。






-- THE END --








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